のぐちよ日記

映画、本、アート、日々のことをちまちまと。

おしゃれになるためには必要な、当たり前のことを学んだ話

生まれて初めてロングヘアーになった。

 

とりあえず髪を伸ばしてみようと思い、放っておいたら、あっという間に髪ブラができるようになった。

私はマメなタイプではない。髪の扱いが雑草並みである。

 

髪を伸ばしてみると、意外にパサついたり、シャンプーによって髪の仕上がりが変わっることがすぐわかるようになった。

美容院のトリートメントをした後にも、髪がツルツルになったと実感できた。

新たな発見である。

 

短かったときは、癖で髪がはねてくると「美容院に行かなきゃな」と思った程度であったが、ロングヘアーになってから髪を昔より気にするようになった。

もっといえば、ショートのときはメリットでも十分だと思っていた(メリット愛用してる方、すみません)

 

本屋に立ち寄った際に、この本を見つけた。

 

なぜか美人に見える人は髪が違う ~髪が変わると顔も変わる。~

なぜか美人に見える人は髪が違う ~髪が変わると顔も変わる。~

 

 表紙の美しさにぐっと目を引き、ロングヘアーにしてから、わたしの少しだけある美意識が「買え!学べ!」と叫んだため、手に取りそのままレジへ。

 

少し余談だが、わたしはアレクサチャンを尊敬している。

中国系イギリス人の父とイギリス人の母のモデルである。

彼女のブランドは好きではないが、著者の本は持ってるし、コーディネートには

惚れ惚れする。

 

彼女は髪をセットしても少し崩すらしい。

 

もちろん、世界的なモデルだから一般人が真似すると寝癖ヘアーになる。

考えなくても、わかることだ。

それでも、あの無造作な雰囲気は真似したいと密かに思うのである。

「セットはしたくないけど、セットしなくても様になるヘアースタイルにしたい」とい思っていた。

 

だがしかし、内容を読んで絶望したのである。

わたしにとってはどれも難易度が高い。

 

著者は有名なサロンの美容師らしく、当たり前のように使われている言葉が、わからない。

例えば、著者は巷で売られている「洗い流さないトリートメント」を「アウトバストリートメント」と書いている。逆は「インバストリートメント」というらしい。

なぜ、洗い流さないトリートメントではだめだったのかわからないが、美容業界でつかわれているからだろう。

ほかに「エフォートレス」という言葉がたびたび出てくる。

えふぉ・・と思いいそいそと調べてみた。

 

【effortless】

努力を必要としない。無理のない。肩肘張らない。「エフォートレスなファッション」

(goo辞書引用)

 

ざっと調べてみると2015年から使われだした言葉らしい。

最近よく聞く「エフォートレス・シック」な着こなしって? - NAVER まとめ

 

 

曲がりなりにも、ファッション系の学校を卒業したため、少しは詳しいと自負していたが、やはり学生時代の埃かぶった知識には太刀打ちできない。

そして当たり前のように使われている現実…つらい。完全に置いてきぼりを食らっている。

ほんの数年前だが、新しい流行の用語はどんどん生まれていると実感した。

 

他、レベル高いな…と思った点はまずスタイリング紹介で髪を巻くことが前提のとことである。

私コテ持ってませんが…。ロングの子はみんな持っているのか、私だけなのか。

前提のレベルが高い。

肩の力が抜けたさりげないおしゃれには、「そう見せているだけ」で実際は努力しなくてはいけないものなんだな…

 

ただ、著者が「ドライヤーは完全に乾かす」「一分間頭皮マッサージ」「スタイリング剤のつけ方」などは参考になった。

 

写真もわかりやすかったけど、動画のほうがわかりやすいんじゃないか。偉そうにすみません。

バーコードか、URLでどこかに公開してくれたら、すごく助かると思った。

 

「自分に似合う方法」の項目で

「髪型は服装とメイクとセットで考えるもの。美容院でオーダーするときも髪型だけでなく具体的なイメージも伝えましょう。」という内容に感銘を受けた。

そして、同時に美容師っていうのは接客業でもあり、技術職でもある大変な仕事であることに気付く。

 

私たちはカット技術がわからないので、なりたい髪型の写真を見せただけであったり、または言葉だけでイメージを伝えがちである。

ぼんやり伝えているくせに、イメージと合わなかったら文句を垂れる。

それでは、なりたいスタイルは手に入らない。

 

となると、やっぱり受け身ではおしゃれになれないのか…めんどくさがっていては私のしたい髪型はできないのか…とりあえず、ドライヤーの乾かし方やブラッシングの仕方など、簡単なところから始めようと思う。

 

一通りトレンドを身に着けて、いろんなスタイルを試してみたけど

「うーん自分には、なにが似合うかしら」と悩む女性向けの本である。