ゴールデンウィークは益子陶器市へ行きました
母がわたしの、お気に入りのマグカップを割った。
ニューヨーク留学中買い、ずっと使っていたものだったので、ものすごくショックだった。ニューヨークの思い出がひとつ消えてしまったような気がしたのである。
黙っているわたしを見て、母は後ろめたくなったのか「そんな大事なもの、自分で洗えば良かったじゃないの」と言ってきた。
逆切れかと思って腹が立ったけれど、確かにその通りだ。
買ったマグカップは、ブルックリンのグリーンポイントというエリアにあるセレクトショップのHome Of The Braveで売られていた。
どうしても諦めきれなかった私は、日本に住んでいるニューヨーク出身の友達が一時帰国すると聞き、ついでに買ってきて欲しいとお願いしたのである。
友達は親切にもお使いを引き受けてくれたのだが、お店にはもう同じデザインの物はなかったそうだ。
壊れてしまったものを悔やんでも仕方ない。新たなお気に入りのマグカップ探しをしようと、ゴールデンウィーク中に開催していた、栃木県の益子陶器市に友達と行った。
ゴールデンウィークと11月の年2回開催していて、通りにずらっとテントが張られ、屋台も出るのでお祭りのようである。
今回初めて行ったが、一日で回り切らないほどの出店数に驚いた。アイテムも豊富で、益子焼だけでなく、アクセサリーや、グラスも売られていた。友達の一人は「毎年家族で行くんだ。買わなくても見るだけで楽しいんだよ」と言っていたのだが納得である。
昔からある窯元と、若い作家の作品が並ぶため、新旧デザインがミックスしているし、どれも手作りなので一つとして同じものがないのだ。見るだけでも全く飽きない。
食器だけでなく、観葉植物も売られていた。鉢植えも売っていたので、自分だけの組み合わせができる。
城内坂通りを歩くと、大誠窯という昔ながらの窯元に通りがかった。店内は撮影禁止だったが、窯は撮影して大丈夫とのことだった。
窯の中の写真。周りの土っぽい雰囲気もかっこいい。
奥までずらっと陶器が並べて売られていた。じっくり見ていると時間を忘れてしまう。
通りを歩き疲れてコーヒー休憩。
アイスコーヒーを益子焼の陶器で出してくれた。ほかでも益子焼の陶器で出してくれるお店があり粋である。
一日中歩いて回って購入したもの1つ目、お皿。
テントに出展されていたので買いました。作家さんの名前聞いておけばよかったと後悔。ネットで探してもなかったので、今度行った時チェックしてみます。
気泡も色も海みたい。
Naughty Boy ft.Beyonce’のRunnin'のMVを思い出して買った。曲もMVも素晴らしくて大好き。
イチゴをのせるのにぴったりなサイズでした。
ヨーグルトを入れてもよさそうだ。
本命の新しいマグカップ。鈴木稔さんという作家の方が作ったものらしい。
色と形、飲み口の分厚さもパーフェクト。見つけて30秒で購入。
ニューヨークで買ったものと、形も大きさも同じだと後で気付いた。気に入ったものはいつも似通ってしまうなあと実感。
これからはこいつにコーヒーを淹れて飲みます。毎日のルーティーンがおしゃれになって嬉しい。
◆行き方
秋葉原から益子市直行のバスがあるが、7:30の時点で長者の列だったため、電車で行った。
ちなみに車も駐車場がいっぱいになってしまうそうだ。
秋葉原からだとつくばエクスプレス線守谷駅→常磐線快速下館駅→真岡線益子駅で乗り継いでいく。3時間半はかかる道のりである。