のぐちよ日記

映画、本、アート、日々のことをちまちまと。

中国人の友達が東京へ遊びにきた! 3 中目黒古着めぐり編

友達が古着を買いたいとのことで、3日目は中目黒古着めぐり。

中国はヴィンテージショップが少なく、一部セレクトショップに置いてあるだけだそうで、日本にはたくさんお店があると、すでに調べていたようだった。

 

友達が東京へ来る前と同様、わたしは無駄に悩んだ。東京にはたくさんの古着屋がある。どこへ連れて行こうか。たった1日で回れるところは限られているし、嗜好が合うお店じゃないとがっかりするだろう。

ヨーロッパ古着が好きと言っていたし、結構ブランド志向が強いというところも考慮しなければいけない。

 

わたしの頭のなかに都内古着マップが浮き上がってきた。高円寺、下北沢、原宿のような安くてたくさんあるところじゃないな(好きなお店もいくつかあるけど)吉祥寺に好きなお店があるけど、数は少ないしわざわざ行くのは違うかなあ。

祐天寺はメンズが多いな、代官山と代々木上原はどうかな…

 

目的地として、中目黒にピンがたった。ヨーロッパヴィンテージが多いし、お店自体もたくさんあるし、友達が好きそうなお店が多いかもしれない。

いろいろ考えた末、中目黒に連れていくことにしたのである。

 

一店目はTOKYO LAMPOON。

lampoonereva.fashionstore.jp

 ヨーロッパヴィンテージのお店である。

お店には必ずサルヴァトーレ・フェラガモの「ヴァラ」というシリーズで、大きなリボンがついたパンプスが置かれている。

わたしも一時期ほしくてほしくてたまらなかったのだが、合うサイズのものがなく諦めたのだ。

バッグの種類も充実していて、フェラガモだけでなく、セリーヌイヴ・サンローランもある。ブランドの取り扱いがメインのお店である。

 

服は、黒のドレスや白のレースブラウスが置かれている印象が強い。(カジュアルウェアもあります)ヨーロッパのレトロモードといった雰囲気だ。

わたしのイメージだと、オードリー・ヘップバーン主演の麗しのサブリナ

 

麗しのサブリナ (字幕版)
 

 

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黒のトップスに黒のテーパードパンツ(サブリナパンツ)に黒のバレーシューズ。シックでかっこいい。

 

友達はお店を気に入ったようだった。上海の友達はパーティバッグを2つ買い、北京の友達は黒革でボックス型のバッグを買っていた。

恐る恐る連れてきたけど、マップが当たっていたようで嬉しかった。

 

店員さんが「系列店が近くにあるのでもしよかったらどうぞ」とEREVAのショップカードをいただいたので、行ってみた。

系列店は特にアクセサリーの品ぞろえがよく、どれも状態が良かった。

 

EREVAの並びにあるお店が、OLGOU※

 

中目黒の古着屋と聞くと真っ先に思い出す有名店だ。ヨーロッパヴィンテージがほとんどを占めるお店で、雑貨とメンズが多い。状態もいいし、雰囲気も落ち着いていて居心地が良い。

上海の友達は、メンズのライトグレーデニムのロングジャケットを購入していました。

 

最後に向かったのはH(アッシュ)。

jumpinjapflash.com

中目黒の古着屋のなかでも若い女の子向けのお店である。リメイク古着を手掛けていて、センスが良い。

個性的だけれど、派手なデザインではないのだ。例えば、メンズシャツの襟をとり、襟ぐりも裾も切りっぱなしにしたり、Tシャツをロングワンピースにして、ウエストにゴムを入れ、シェイプしたりといった「既製服にありそうでない、ちょっと個性的な」デザインである。

 

リメイクTシャツワンピースにヴィンテージのPro Kedsハイカットスニーカーを履いた、ポニーテールの女の子がいたら、凝視してしまうだろうな。わたしの妄想コーディネートが捗る。

 

そして、その日お店でToro y moiが流れていた。おしゃれクラブミュージック。最高だ。もう何も言うことなし。

www.youtube.com

流れていたのは「Spell it out」だった。わたしはうずうずして「Toro y moiですよね?」と店員さんに話しかけた。友達がガンガン試着して服を買っていたので暇だったのもあるけれど、店員さんはいいですよね!とフレンドリーにわたしの相手をしてくれた。

店員さんは感じが良く、選曲も商品もかっこいいお店である。

 

連れて行ったどのお店も友達は買い物をして、とても喜んでくれたので良かった。

 

何よりうれしかったのは、友達が帰国後に上げたSNSでヴィンテージバッグを持った写真を上げていたことである。

あの日、一緒に行ったヴィンテージショップのバッグが、おしゃれな友達の持ち物にレギュラー入りを果たしたのを知り、中目黒はベストチョイスだったなあと自画自賛したのでありました。

 

あのバッグはヨーロッパからはるばる東京に渡り、そして北京に行ったかと思うと不思議な気持ちになった。バッグの世界旅行。グローバルだけれど、今度こそ最期までほかの誰かにわたらないでほしいなと思った。

 

 

OLGOUは公式HPがなかったので載せませんでした。情報はこちらのサイトにありました。

https://www.bazzstore.com/unfashion-map/olgou/