中国人の友達が東京へ遊びにきた! 2 銀座買い物編
前回のブログの続きです。
銀座界隈で1日お買い物。友達は即決でバンバン買っていくので驚いた。
けれど、潔く買っていく姿は見ていて気持ちが良いし、特に日本製品をたくさん買ってくれた時なんかは品質の良さを認められたようで誇らしい。
ちなみに北京の友達はAlipayという、QRコードで決済できるアプリを支払いの際使っていました。
今中国ではクレジット決済だけでなく、これを使っている人が多いらしい。
ドーバーストリートマーケット、GINZASIXでは導入していました。ほかにも対応店舗はありそう。
中国にも欧米ラグジュアリーブランドの店舗があるはずである。日本製品を日本で買うのはまだしも、どうして中国の人って日本で買うんだろうか疑問に思い、友達にぶつけてみた。
たとえば、台湾系アメリカ人が立ち上げたAlexander Wangはアメリカのファッションブランドであるが、同じように中国で売ってはいるものの価格が高く、デザインもよくないんだそうだ。
価格はわかるにしても取り扱い商品については、中国人バイヤーのセンスに問題があるのか、友達のセンスとあわないのか定かではないが、これだけたくさんの中国人が日本の欧米ブランドに押し寄せているところを見ると、正しいのだろう。
また、ニューヨークブランドのRag&Boneは中国にきて1.2年かそこららしく、どうやら欧米ファッションブランドは日本上陸が中国より早いらしい。ファッションに敏感な人はブランド本土上陸より先に来日して買い物をする、ということもありそうだ。
友達はまるでバイヤーのようだった。
「中国出る時『東京行くんだけど、なんかほしいものある?』って友達に聞いたら『何もないよ』って返事だったのに、実際に東京に来てみたら、たくさんあれかってこれ買ってって連絡来るの」と言い、両手いっぱいに日本製品を買い込んでいた。
特に日本コスメブランドの要望が高いようである。
面白いのは中国で人気のコスメブランドと、日本で人気のコスメブランドはイコールではないということだ。美白押しらしい。
友達二人が買った、お使い商品を紹介したいと思う。
◆イプサ 化粧水 ザ・タイムRアクア
200MLで4320円。化粧水でこんなに高いとは。
日本でもこの商品は人気で、雑誌で取り上げられているのも見るし、@コスメのレビューも高評価である。中国でも人気となると、効果があるのかもしれない。試しに使ってみたいけど、値段だけにわたしにはまだ手が届かないので、購入は先になるかなあ。
◆POLA リポタイプC
POLAの中国人気は高い。銀座三越に入っているPOLAは中国人の店員がいるし、ほとんどお客さんも中国人であった。
「よく日本にいく友達が毎回買うらしい。東京行くなら買ってきてって頼まれたの」とのこと。飲むビタミンCのようなものだろうか。
この商品と別で、友達が買いたいものが直営店にあるらしく、すこし別行動をしてのちに合流したのだが、やっぱり直営店も中国人が多かったようだ。もしかしたら資生堂より有名なのかもしれない。
◆ニチバン ロイつぼ膏
「友達に頼まれたんだけど、これどこにあるか知らない?」と言われ画像を見せられた時わたしは思わずあっと声を上げた。ツボに貼る丸いピップエレキバンみたいなものなんだけれど、かなり熱くなるので飲酒、入浴は控えてくださいと注意書きをされているほどのものである。これ、凄く効きます。
マイナー商品だと思っていたのに、良いものってちゃんと評判になるんだとうれしくなった。
ちなみにわたしがドラッグストアでこの製品の良さを力説したので、買う予定がなかった友達も買っていました。セールスに向いているかもしれない。
北京の友達がサングラスが欲しいと言っていたので、せっかくだから日本ブランドで買ってほしいなと思い、銀座のバーニーズニューヨークに入っているEYEVAN 7285に連れて行った。
http://www.continuer.jp/eyevan7285.php
海外ブランドも置いてあるけれど、日本で製造・デザインされているオリジナルブランドを扱うアイウェア専門のセレクトショップだ。
オリジナルブランドも、高品質だが、海外ブランドよりもデザインはシンプルで控えめである。気に入るのあるかなと不安になったが、オリジナルの一番デザインが効いているサングラスを購入していたので良かった。
ちなみに、北京ではドーバーストリートマーケットが有名だそうだ。
コムデギャルソンのデザイナー、川久保玲がディレクションしたセレクトショップでコムデギャルソンの他にもハイブランド、ストリートブランドが入っている。
6階まであるファッションビルで、わたしはオープン当初行ったきりであった。今回久しぶりに訪れたのだが、どの階も個性的で、コレクションに出てくるような「町で着れるの?」と思わず言ってしまう奇抜な服が売られていた。相変わらずだ。
客層は中国の人が多かった。
友達が「中国はインフルエンサーやモデルがいいって言ったものをほとんどの人が鵜呑みにして買いたがったりするから、みんな同じブランドやショップが好きなんだ」とのこと。そして「日本人はそれぞれ自分の似合うスタイルを考えて、着てるよ」と友達は言った。
それは日本も同じことだ。「自分に似合う服」といって雑誌で特集されているが、結局載っているものはシンプルでミニマルスタイルである。
今長らく流行っているけど、あれも自身のスタイルではなく一種の流行である。それを伝えたがいやいやそんなことない、と否定されてしまった。
隣の芝生は青く見えるということだろうか。
友達もわたしも一日銀座を買い物していたのでふらふら。
ローカルなところがいいという要望なのでわたしがたまに友達といく焼き肉屋に連れてってみた。
焼肉ここから新橋店である。この店、雑居ビルの2階にあるのだが、隣の建物が風俗店なので入るときにいつも気まずい。「ノーブラ女子大生いかがですか~」とキャッチの掛け声を潜り抜け、店内に入る。友達が日本語をわからなくて本当に良かった。
分厚い肉とホルモンが売りの焼き肉屋だ。友達は「わたしたち(中国人の友達同士)だけじゃ知らなかったし、注文もできない店だよね!ローカル!すごいおいしい!」と大満足だった。
二人がこんな大衆焼肉店にいるのはかなり不釣り合いであったが、喜んでくれてよかった。
ここ、お肉がとてもおいしいのでお勧めです。
「ヴィンテージが買いたい!」とのことなので、買い物2日目はヴィンテージショップ。続きは次回書きます。